第2回大会は無事閉会しました


「第2回ウィトゲンシュタイン記念左手のピアノ国際コンクール」は無事に閉幕しました。参加者の皆様、大会運営にご尽力いただきましたスタッフの皆様、そして様々な形でご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

今大会は、感染症まん延による2度の延期など、幾多の困難を乗り越えて開催に漕ぎ着けました。それだけに無事終えられたことへの喜びもひとしおです。

ピアノ部門は、対面でのコロナ対策として九州地方、関東地方、そして大阪と分散審査会を行いました。作曲部門は、公開演奏審査が中止になる可能性を考慮し、前もって入選作品の演奏映像を収録したり、どのような状況でも安定した審査環境を整えられるように計画をしました。この計画に賛同し、会場などを提供してくださいました熊本ラフカディオホール様、ヤマハ様には大変感謝しております。

作曲部門、ピアノ部門の両部門ともに、この分野を未来に繋いでいくという思いに満ちた素晴らしい審査会になりました。ピアノ部門審査を担当してくださいました小林出先生、津崎実先生、高岡準さん。そして作曲部門審査の担当をしてくださった北爪道夫先生、川上統先生、北爪裕道先生に感謝いたします。

そして作曲部門を演奏で支えたのは、第一回大会の入賞ピアニスト達でした。高岡準さん、平良久美さんには短期間での現代楽曲の仕上げなど、楽曲紹介に大いなる貢献をいただきました。
大会直後の式典では、お忙しい中ご臨席いただきました上島一彦市長、司会として会をまとめてくださいました吉岡邑玲様、そして記念コンサートでは総合司会をしてくださいました三代澤康司様に感謝申し上げます。

今大会を通じて、世界初開催となった作曲部門と、熱気あるピアノ部門とが近づき、作曲者と演奏者が手を取り合って進むための第一歩となリました。

これからもこのコンクールが左手のピアノ音楽の復刻普及であり、音楽の喜びを普及させることに貢献していくことを目指します。そして参加される皆さまの音楽人生の一里塚としての役目を果たせればと思います。

作曲部門審査委員長を務めてくださった北爪道夫先生が総評で言われていた「夢のような大会だった」という言葉を胸に第3回大会を目指します。今後も応援のほど何卒よろしくお願いいたします。

左手のピアノ国際コンクール実行委員長
智内威雄